2014年5月14日水曜日

(3003)ヒューリックの投資家向けセミナーへ行ってきました -2014年

(3003)ヒューリックの個人投資家向けセミナーへ行ってきました。

まずは業績などの情報です。

分析日14/05/14
市場東証1部
株価1399
時価8287億円
PER46.06倍
PBR4.36倍
ROE9.5%
ROA2.6%
配当7.5円
利回り0.53%
優待

業態:旧富士銀行の銀行店舗ビル管理から出発。都区内の駅近接ビル中心に好物件所有、物件多角化へ


【説明会詳細】


野村主催個人投資家向けIR
日時:2014年5月14日(水) 13:00~
場所: 「野村證券名古屋支店」 愛知県名古屋市
出席数:200名強


受付で資料とお茶を頂き入場しました。
場内は既に一杯で200人以上。
規定の数をオーバーしており、椅子の増設はもちろんの事ながら、途中で隣の会議室にサテライト会場まで設営されていました。

平日昼間の開催なので、やはり高齢者が目立ちます。
というか他のセミナーにもまして高齢者ばかりで、私程度の年齢ですらほとんど見当たりませんでした。
さすがは資産持ちの顧客が多い野村證券、高齢者に偏るのでしょうか。

説明会は西浦社長のプレゼン(45分間)にて進められました。

 ※は私の所感です。
 

手持ち不動産の立替事業(2009年~10年間で40棟以上)は順調に進んでおり、計画超過は確定。
テナントも順調に入ってきている。


新規投資は渋谷など駅から遠目でも再開発が進んできている所も買っている。
老人ホームへの投資を進め、100万都市に老人介護付きマンションに手を出していく。


M&Aは2年で問題解消できそうな所は買っていく。
現在も1~2件取得の方向で進んでいる。
東京以外の地方物件は基本的に順次売却。
借入金一本化とシステム・経理の一本化でコスト圧縮ができる。


開発事業は好立地にて進捗中。 
有楽町では隣接ビルも取得予定で、土地を纏めて大型ビルにする予定。



PPP事業は拡大してきている。
奈良県の寮建替えや浅草中学校跡地などの再開発物件が竣工。

※ 資金が無い自治体の古くなった施設を再開発し、win-winの関係を築けそうです。


CRE事業も日産自動車やJRへの案件が進行。
その他、再開発エリアや介護・新病院の開発など多数。

※ PPP事業の民間版みたいなものでで不動産の有効活用を提案。


ウェアハウジングは6件の実績があり、現在はヒューリックリートへ行っている。

※ 分かり辛い事業で、REITなど最終的に物件が欲しい企業の資金繰りができるまでヒューリックが一時的に物件を先行取得。
  底地取得の物件版みたいなものというべき?





業績ですが、今期も増収増益予定。

2Qは好調であり、控えめな予想の会社計画は上ブレしそうです。

連続増配を続けており、一株益を考えるとこれからも当面の間は増配となりそうです。

【質疑応答】


Q.この所の人件費・資材高の影響はどうなるか?

A.影響は無いとは言えないが、45年の償却でならすので一年あたりの影響は少ない。
 オフィスメインなので内装費がかからない為、人件費の影響も少ない。


分譲マンションとか住宅系が特に職人が足りなくて高騰してるって訳ですね。

Q.今後の賃料の推移を教えて欲しい

A.全体の賃料は上がらないと見ている。
人口が減っていくので需給は悪化していくだろう。
しかし一等地は上がると見ており、既存テナントは上がらず入れ替え時に上がっていく。


 

なので東京一極集中しているようです。
別の質問で地震リスクについてありましたが、神戸の震災データに基づいて耐震性を決めているので大丈夫との答えもありました。


Q.REITとは利益が相反しないのか?
A.相反しないようにはやっているが・・・

 REITは海外投資家から引く手あまたで増資も考えている。



REITとは相反すると思うのですが・・・
まぁ、うまくやれば本体の利益に繋がるので儲かっているうちはいいかって感じです。


Q.昭栄との合併の経緯を教えて欲しい
A.これからの生き残りには規模が必要と考えた。

 4~5番手までにいないと生残れないのでそれが最大のリスク。
  株主構成も似ていたので話をした。


合併後にさくっと資産組み換えもしているのを見ると、うまく纏まっているようです。



【総括】

どんどんと先手を打って成長を続けていっている印象を感じました。女性登用も増やしていっているとの事で、制度も成長に見合って整っていってそうです。

配当性向も30%以上にもっていくとの事なので、業績の伸びとともに増配も続いていきそうです。
割安感はなく個人には人気があまり無さそうですが、機関投資家好みの銘柄なので株価は高い水準で推移していくのでほうね。

2013年12月18日水曜日

(8439)東京センチュリーリースの投資家向けセミナーへ行ってきました♪ -2013年

(8439)東京センチュリーリースの個人投資家向けセミナーへ行ってきました。

まずは業績などの情報です。

分析日13/12/04
市場東証1部
株価3415
時価3641億円
PER11.2倍
PBR1.5倍
ROE13.0%
ROA1.2%
配当52円
利回り1.52%
優待

業態:合併で誕生したみずほ(旧第一勧銀)系リース大手。伊藤忠商事などが母体。海外強化に意欲


【説明会詳細】


野村主催個人投資家向けIR
日時:2013年12月04日(水) 13:30~
場所:「グランコート名古屋」 愛知県名古屋市
出席数:300名程度


受付で資料とお茶を頂き入場しました。
場内は既に一杯で300人程度。
平日昼間の開催なので、やはり高齢者が目立ちます。

説明会は司会の下、進められました。
さすがはプロ(?)、まずは渡した資料が揃ってるか確認からと、非常に丁寧。
そして事業内容のビデオを20分。

社長のお話が30分。 
(※は私の所感です)
 
75%を占める主力のリース事業は国内シェアが昨年の3位からNo.1になったとの事で、 サービスを付加した営業が効果を上げている。
リースはショベルから輪転機まで、幅広くやっており、その中で情報通信機器が占める割合が平均に比べて高めで、景気にそこまで左右されず安定している。

 ※ しかし上位4社が各10%とシェアを分け合い、圧倒的な所はありませんので、これからは大が小を飲み込んで寡占となっていきそうです。


15%を占めるファイナンス事業は今後強化していき25%まで高めたい。
航空機や船を強化しており(ジェットスター・GAテレシスへ出資)、自社でメンテナンスなど一貫して取り組めるようになってきている。
航空機の市場規模は20年で倍になると考えており、そこでのシェアを取っていく。

メガソーラーへも参入しており、安かろう悪かろうではいけないので、京セラと提携して進めている。

年度内に21.6メガワット予定
2014年までに25ヶ所、70メガワット予定!

海外も推し進めているがやや苦戦しており、ベンダーファイナンスに期待している。
経常利益で50億以上を目指している。

オートリース事業を再編し、2社とも好調。
中国に新会社を設立した。



業績ですが、今期も増収増益予定。

2Qは好調であり、控えめな予想の会社計画は上ブレしそうです。

連続増配を続けており、一株益を考えるとこれからも当面の間は増配となりそうです。

【質疑応答】

約30分と、結構時間を多めに取っていてくれました。

Q.合併して10周年となるが、その間売上はあまり上がらず、
  その割に利益がでるようになっているが何故か?

 

A.ファイナンスが伸びると売上は↓、利益は↑
 リースは売上↑となっているので、売上よりも営業試算と利益で比較して欲しい。

 アナリストの方々にもそう伝えてあるが・・・


なかなかややこしく、知っていないと理解できないですね。
逆に知っていれば、大きく業績が変わる時に、一般投資家よりも早く理解できそうです。

Q.例えば、みずほ系の2社との合併はあるか?
 

A.決まっていても言えないが、対等合併にならないので難しいと思われる。
 現在は単独のが効率が良く、借入金も現在は2兆円ぐらいだが3兆円ともなると限界となってしまう。


リースの性質上、借入金とは切っても切り離せないので、難しいんでしょうねぇ。

Q.海外での利益はどれぐらいか、今後の展望は?
 

A.まだ25億円程度で、今は10%の50億円を目指している。
 もちろん今後も伸ばしていく。




全体規模の割に海外は存在感が薄く、アナリストにも突っつかれている様子。
重点戦略といっていた割には、ちょっとトーンが低めな印象でした。

Q.太陽光は42円ならば良いが、20円台になった時には成り立つのか?
 

A.市場コンセンサスは税抜き30円がボーダーと言われているのでここ3年が勝負。
 他社で稼動案件を引き取る事も考えている。
 今後、売電価格が大幅減とも言われているが、42円予約の実際の稼働率は15%しかないので引き下げはないとは考えている。
 
ソーラー事業へも結構力を入れている感じでした。

特に京セラパネルで、30年の実績が既にあるので稼動したら数十年にわたり確実に収益が上がりますしね。
東京センチュリーリースの図体からすると 微々たるものかもしれませんが。
さらに興味を引いたのは、太陽光版REITが組成されるだろうとの見通しです。
知っている人は知っているのでしょうが、私はあまり考えた事がなかったので非常に面白く感じました。
そこに売却する事も考えているそうなので、大きな特益がどこかで発生するかもしれませんね。

Q.反社会勢力との繋がりは無いか?
 

A.もちろんチェックしており取引は無いし、最近は個人との取引は無いので中々出てこないだろう。
 途中で発覚すると取引解消に凄まじいエネルギーを使うので、対応に特化した人材も残している。

もし繋がりがあっても言える訳ないですよね^^;

対応に特化した人材・・・警察の天下りとかかもしれませんねw

Q.海外展開は日系企業の後追いか?

 例えば、ODAを活用してアフリカでの新たなビジネスはどうか?
 

A.難しい所も多く、現在は日系企業の後追いとなっている。

堅実ではありますが、攻めの姿勢では無さそうです。


Q.有利子負債が多い
 

A.他業種との借入金とは意味合いが違うと考えている。
 金利上昇は厳しいが、多様化と長期化で対応している。
 ただ、品物の回転は2年なので、短期借入でもやれる気もする。


日銀の政策もあって、急激な金利上昇は考えにくいと思っているそうです。
確かに、凄まじい金利上昇時はもう日本沈没状態でしょうし、インフレと合わせて全てやられてしまうのでしょう。


Q.社員教育はどうやっている?
 

A.30~40人の英語教育を行っている(外部委託もしている)
 ただ、最近の新入社員は優秀で半数ぐらいはいきなり海外でもやっていけそうではある。




自主的に勉強できる社風を目指しているそうですが、中々難しいでしょうねぇ。
切磋琢磨できる人もいれば、初めから諦めているダメ社員もいるのが企業ですし。




【総括】

社長が、「リース会社は比較的自由」な業態と言っていたのが印象的です。
色々チャレンジできるので、各事業者と共同事業が増えていくとの事。
個人的な感想ですが、今後は色々展開していって、日本の商社的な感じになっていくのかなとは思いました。
(既に伊藤忠グループですがw)

大型企業なので、バリュー投資家視点からみるとピンとこないのですが普通に良い企業だと思います。
海外事業への展開は遅々としているので、急激な成長は無いでしょうが、社長のしっかりした答弁ぶりをみると、安心できる投資先であると思います。

会社予想はいつも控えめなので、叩き売られた時は拾っておくと良いでしょう。
とりあえず、PER一桁にならないと食指は動きませんがw

ちなみにお土産はクオカード1000円分でした。

2013年9月16日月曜日

(2139)中広の会社説明会(名証IR)へ行ってきました♪-2013年

(2139)中広の名証IRの会社説明会へ行ってきました♪
記事は2013年のものですが、2014、15年も話を聞いており、より期待度が高まったので追加投資しています。

2013年、2015年に立会外分売が行われるので、記事にしてみました。

【立会外分売分析予想】(2139)中広



中部地盤の広告代理店会社です。
地域密着型(名古屋市ならば区単位)のフリーペーパーが特色です。


(2139)中広の簡易分析
分析日13/9/12
市場名証2部
株価231
時価15億円
PER7.78倍
PBR1.92倍
ROE17.4%
ROA5.4%
配当6円
利回り2.6%
優待×

業態:岐阜県地盤の広告代理店。地域密着型フリーペーパーの生活情報誌等発行、進出地域を拡大中




日時:2013年7月19日(金)
場所:名証IRエキスポ2013

今回は株主総会ではなく、会社説明会です。
でも個別でお話してもらえるので、場合によっては総会よりも詳しく聞ける事も多いんです♪


・事業内容


申し訳ないのですが、そもそも名前程度しか聞いた事がない会社でしたので、色々とお聞きしました。
中部地方主体でフリーマガジンを発行している会社です。

それだけでは他の会社と同じなのですが、特色として地域密着型が挙げられます。
例えば、名古屋市では区単位での発行がされています。
人口の多い東京と違い、区単位は結構狭い区域での発行です。
(といっても、それなりの規模ですが。)

さらには三重県の山奥(というほどでもないでしょうが)のエリアもあるそうです。
そして、場所にもよりますが従業員が各戸配達しているのだとか。
これにはびっくりで、良くも悪くも特色がある会社と感じました。

フリーマガジンというと、店先に置いてあったり、オフィスに配ったりのイメージが強かったのですが、中広は個人宅がメインとしているようです。
かなり地域密着型なので、近所の誰々さんが載っていて~という話もされたりと、好評でリピーターが多いのだとか。



・昨年度の事業の状況
売上高:5,104百万円
経常利益:303百万円

純利益:135百万円

純益については法人税の関係で減でしたが、売上・利益ともに大きく伸びています。
今期も絶好調で、10%成長の想定となっています。


・収益源
フリーマガジンなどによる広告収入がメイン。
発行部数は右肩上がり。

2007年 51万部
  ↓
2013年 292万部

今年は400万部を想定と絶好調。

しかし不況時には厳しいと思うのですが、聞いてみた所、広告スポンサーとなる顧客が偏っておらず色々な業種があるので意外に固いようです。


イベント・セミナー事業も手がけているので、これからに期待です。



・VC
この会社の一番の特色と感じた点です。

Voluntary Cain(ボランタリーチェーン)というもので、複数の仲間が独立性を保ちながら共同で企画・編集・営業・運営をする組織だそうです。
これにより全国展開をスムーズに行っていけます。

実際、福岡・兵庫・和歌山・山形・山梨・茨城(予定)と、中部以外の飛び地でVCが行われています。
 → 2015年現在ではさらに地域拡大しています

ただ、M&Aとかではないので、すぐに収益に結びつくものではない(お金は貰っていないに等しいレベル)というのが投資家としては気にかかる所ですが、ユニークな取り組みだと思います。


同業での上場企業としては、大手の(4833)ぱど、(2164)地域新聞社がありますが、規模では前者を急速に追い上げ、PERなどの割安度では後者に並んでいます。

加速度的に業績が伸びてきており、これから期待できそうな企業です。

小型株で名証という事もあり、注目を浴びる場面は中々こないかもしれませんが、今回の立会外分売で見直されると良いですね♪

☆追記
2015年の名証IRでじっくり話を聞いて、東証1部を目指していたり、発行1,000万部を達成してギネス申請したいなど、素晴らしい野心を伺えました。
投資家としては、こういう有望企業に出会えると嬉しいものですね♪